最近のトラックバック

« 8-2:全体像が見えれば、自分から工夫する | トップページ | 8-4:ビジネスの原点を知れば、企業全体を考える »

ビジネスの原点を知れば、顧客志向になる

「お客様第一主義」「お客様のことを考えなさい」

言葉はいろいろですが、顧客志向の大切さを、いろいろな企業が訴えています。経営者の方も、口を酸っぱくして、「お客様のことを第一に考えなさい」「お客様の気持ちになって仕事をしなさい」といいますが、なかなか、経営者の方の思うようにはならないようです。

この原因は、いろいろあるでしょう。

一番大きな違いは、経営者は「事業を営む人」であり、従業員は「働く人」だということです。

もう少し具体的に説明します。

たとえば、その会社は、製造業だったとします。

経営者は、その会社のすべてが自分の仕事です。もちろん、自分ですべてをやるわけではありません。それでも、開発、設計から、製造、営業、販売まで、すべてに関係があります。

すべてをうまく調整して、全体としての利益が最大になることを目指しているわけです。

ところが、従業員は違います。開発なら開発、営業なら営業、製造なら製造・・・従業員は、与えられた部署の仕事がすべてなのです。

「何、当たり前のことを・・・」

だから、

「いつも『全体のことを考えて仕事しろ』と言っているし、セクションの枠組みを超えたプロジェクトも作っている」

それに、

「いつも『お客様のことを、まず、第一に考えなさい』と、言っている」

そんなことを思われる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、いくら言っても、あまり効果はない・・・

そんなことはないでしょうか?

それはなぜかと言えば、ビジネスの仕組みが違うからなのです。

先ほども言いましたが、経営者は、良いモノを作って、それをお客様に売ることで、お金を得ることが出来ます。

しかし、従業員は違います。モノを作ったらお金がもらえる製造部門、モノを売ったらお金がもらえる販売部門、伝票の処理をしたらお金がもらえる経理部門・・・

要するに、従業員のビジネスは、担当の仕事をしたら、お金がもらえるという仕組みになっているのです。

ですから、極端な表現をすれば、「自分の仕事をしてるんだから良いでしょ・・・」ということになってしまうわけです。

それを何とかするためには、従業員一人ひとりに、「ビジネスとはなんぞや」という意識づけを行うことが必要です。これは、単に「お客様は神様です」と言えば良いというものではありません。

利益を出すためには、出来るだけ安く作って、高く売る・・・

その仕組みを、徹底的に理解させなければなりません。

お客様に、高いお金を払って買ってもらうためには、どうしたらよいか・・・

・他社よりも性能の高い商品を作る
・他社よりも長持ちする商品を作る
・他社よりもデザインの良い商品を作る・・・

いろいろなアイディアがあるでしょうが、自社ではどうしたらよいのか、また、それを実現するために、自部門で出来ることは何かを徹底的に考えさせるのです。

営業や販売部門は、分かりやすいでしょうが、それ以外の部門は意外に分かっていないものです。

徹底的に考えていくと、どうしても競合のことを意識したり、お客様がどのように考えるのか、ということに強く意識を持つようになります。

もっとも、経理や人事などは、自分の仕事と一体どうつながるのか、非常に難しいところです。でも、それを、「そんなの分からな~い」で終わらせず、徹底的に考えさせます。

ビジネスの原点を示した上で、

何のために経理の仕事があるのか・・・
何のために人事の仕事があるのか・・・

それを、徹底的に考えるのです。

すると、自部門の果たすべき役割が明確になってきます。


え?なってこない?!


では、それについては、次回・・・

« 8-2:全体像が見えれば、自分から工夫する | トップページ | 8-4:ビジネスの原点を知れば、企業全体を考える »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47027/1526855

この記事へのトラックバック一覧です: ビジネスの原点を知れば、顧客志向になる:

« 8-2:全体像が見えれば、自分から工夫する | トップページ | 8-4:ビジネスの原点を知れば、企業全体を考える »

2012年5月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
フォト

リンク